【2019】ターファイトの募集馬検討会に行ってきました
毎年夏の恒例、ターファイトの募集馬検討会に行ってきました。
なんと今年はゲストに的場文男騎手が来ており、記念写真を撮ってもらいました!
的場騎手と言えば私が競馬を始めた当初好きだったボンネビルレコードの主戦騎手で、その後時折戸崎騎手に浮気しつつもずっと好きな騎手でした。
競馬場以外で見る機会なんてないと思っていたのでとても嬉しかったです。
----------------------キリトリ----------------------
さて、このイベントでは牧場や調教師・ジョッキーの方から馬について直接聞ける他、元調教師のゲストによる募集馬講演会なんてものがあります。
この講習会のコメントを毎回自分用にメモしているのですが、ブログにかいてもOKとの事だったのでかなり端折ってますが紹介したいと思います。
ちなみに、今年のゲストは鈴木康弘さんでした。(おととしも鈴木康弘さんです)
~新規募集馬のコメント~
講習会では追加募集馬一頭一頭をゲストの元調教師さんが解説してくれます。
馬の特徴を教えてくれるので募集馬選びの参考にはもちろん、馬の見方を覚えるのにもすごく役に立ちます。
ちなみに、コメントが少ない馬と多い馬がいますが、これはメモが間に合わなかった為です。
もし講演会の内容を覚えている方がいましたら是非コメント欄で補足をお願いします。
■Blaze12(父ジャスタウェイ・母オオオク)
(現時点では)幼い印象。5月生まれなので全体的にゆとりがありこれから成長してくる。
繋ぎは良しとしているものより緩めだが膝が柔らかいのでカバーできる。
馬体はこれから成長してくるので現時点の出来で判断しない方が良い。
■Blaze13(父マジェスティックウォリアー・母コウヨウルビー)
非常に大きな馬。管囲は太くて質が良い、腱がくっきり浮きだって見えている。(大型馬は腱が見えずもやっとしている馬もいる)
■Blaze14(父ドゥラメンテ・母ゼフィランサス)←鈴木さんのオススメ!
重心低めの馬。バランスが良い。
カタログの写真では鼻をとがらし耳に力が入り、尾も少し高くしている。勝気な性格の馬ではないか。
■Blaze15(父メイショウボーラー・母イソノキセキ)
左目に少し白眼が見える。馬は通常見える部分は完全に黒目で白眼は気性が荒いという説もあるが自分はそうでもないと思っている。(他にも何か言ってたと思うんですがメモ間に合いませんでした)
■Blaze16(父ブラックタイド・母レオパステル)
立ち姿に少し力がない。遅生まれで成長が遅れぎみだが、夏を越したら綺麗になってくると思う。
■Blaze17(父ディスクリートキャット・母トゥニーポート)
おでこが少し出ている。(おでこちゃんと言うらしい)
また、鼻梁も少し出ている。(シープヘッドと言うらしい)
こういう顔の馬は多くはないがちょくちょくいる。競争に影響はない。
体は各部位がうまくリンクしていると思う。
写真では右前のかんこつに突起があるがこれはケガなので問題ない。
■Blaze18(父トビーズコーナー・母マイドリーマー)
特徴はキ甲で非常に長い。背中の3分の1まで伸びている。キ甲はジョッキーの体重が乗る部分場所。
鼻の穴はもう少し大きくてもいいかなと思う。馬は鼻呼吸だから。(これから鼻の筋肉が発達すれば変わる)
■Blaze19(父リオンディーズ・母モントボーゲン)
(カタログの写真は)現時点では全体的に細く映っている。
立ち方が力んでいて耳にも力が入っているので気性は前向きではないか?
以上が追加募集馬の解説です。
毎年、最後にゲストが良かったと思う馬を二頭選ぶのですが、今年はBlaze14(母ゼフィランサス)とBlaze5(母ジュリエットソング)でした。
■Blaze5(母ジュリエットソング)
遅生まれでも立派。筋肉がある。バランスもいい。
両前の爪の角度は少しアンバランスなところもある気がするが、左右が全く同じという馬はいない。
この馬の球節はゆとりがあって(繋ぎも)理想的な角度。
その為爪のアンバランスさはカバーできる。
だそうです。
----------------------おまけ----------------------
↓は講演会で鈴木さんが言っていた豆知識です。
・馬の選び方は十人十色。今日話す事が全てではない
・海外では馬体に欠点があった時、それをカバーできる所があるかで評価する。
・当歳馬は膝と飛節を普段見ている。この2カ所はあまり成長しないので参考になる。
また、きちんと飼い葉を食べて成長出来るか見る為に、あごっぱりも見ている。
・イギリスでは馬をお客さんや馬主さんに見せる際、飛節に力のある馬はコンクリート・ない馬は芝を歩かせて見せる。
・素人が馬の各部位全部を見るのは難しい。
まずは鼻から尾までの流れを見て印象に残った馬がいたら各部位を見るといい。
ここで印象に残らなかった馬は馬体にどこかぎこちないところがある。
……そして、ここからは私が牧場の方に聞いた、馬の話になります。
今年は酒井牧場さんと村田牧場さんからお話が聞けました。
まず、酒井牧場さんから。
出資馬ストロングラインが今月中旬に帰厩予定という事で、ストロングラインの様子について聞いてみました。
1年近く休養しているので、どこか体に弱い所があるのかと思っていたのですが、強いとは言えませんが心配するような弱さは無く、調教師さんが大事をとって休ませていたようです。
期待は相変わらず高いようで、なんと次走はデムーロ(!)を予定しているそうです。
村田牧場さんからはBlaze14(以下、ゼフィランサス18)についてと、ローレルのアメージングサンについて聞いてみました。
ゼフィランサス18の兄はローレルで募集された私の出資馬ダンケシェーンになります。
ダンケシェーンは能力のある馬なんですが最近は気性のせいで苦戦が続いており、ゼフィランサス18も似たような性格なのか聞いてみた所、(気は強いですが)兄とはタイプの違う馬で心配はないそうです。
アメージングサンは次走が京王杯2歳Sか福島2歳Sの予定になっていますが、牧場さん的には京王杯のほうが時期的に合うのではと思っているそうです。
でも将来は完全なスプリンターになると予想しているみたいです。
ちなみに、私がこのイベントで今年出資した馬はゼフィランサス18になります。
講演会で一押しだったから……というのもありますが、一番の理由はこのブログの主役であるローレルキングダムの親戚だったからです。(ローレルキングダムとは私の一口初出資馬で、引退後に引き取った現愛馬です。現在は一族の活躍を見守りつつ鹿児島でのんびり隠居生活を送っています)
村田牧場産の歴代出資馬(ターフでもローレルでも)はほとんどがキングダムの親戚で、ターフに入ったのも妹のスルターナが募集されていたからでした。
この一族の特徴は、良い馬がよく生まれてくるところです。
全部の馬が走ったわけではないですが、いつかローレルゲレイロに続く馬が出てくるはず、と私はずっと追い続けています。
ということで、来年の今頃ゼフィランサス18で盛り上がっていることを夢見て、今日のレポートを終えたいと思います。
それではまた来年!
なんと今年はゲストに的場文男騎手が来ており、記念写真を撮ってもらいました!
的場騎手と言えば私が競馬を始めた当初好きだったボンネビルレコードの主戦騎手で、その後時折戸崎騎手に浮気しつつもずっと好きな騎手でした。
競馬場以外で見る機会なんてないと思っていたのでとても嬉しかったです。
----------------------キリトリ----------------------
さて、このイベントでは牧場や調教師・ジョッキーの方から馬について直接聞ける他、元調教師のゲストによる募集馬講演会なんてものがあります。
この講習会のコメントを毎回自分用にメモしているのですが、ブログにかいてもOKとの事だったのでかなり端折ってますが紹介したいと思います。
ちなみに、今年のゲストは鈴木康弘さんでした。(おととしも鈴木康弘さんです)
~新規募集馬のコメント~
講習会では追加募集馬一頭一頭をゲストの元調教師さんが解説してくれます。
馬の特徴を教えてくれるので募集馬選びの参考にはもちろん、馬の見方を覚えるのにもすごく役に立ちます。
ちなみに、コメントが少ない馬と多い馬がいますが、これはメモが間に合わなかった為です。
もし講演会の内容を覚えている方がいましたら是非コメント欄で補足をお願いします。
■Blaze12(父ジャスタウェイ・母オオオク)
(現時点では)幼い印象。5月生まれなので全体的にゆとりがありこれから成長してくる。
繋ぎは良しとしているものより緩めだが膝が柔らかいのでカバーできる。
馬体はこれから成長してくるので現時点の出来で判断しない方が良い。
■Blaze13(父マジェスティックウォリアー・母コウヨウルビー)
非常に大きな馬。管囲は太くて質が良い、腱がくっきり浮きだって見えている。(大型馬は腱が見えずもやっとしている馬もいる)
■Blaze14(父ドゥラメンテ・母ゼフィランサス)←鈴木さんのオススメ!
重心低めの馬。バランスが良い。
カタログの写真では鼻をとがらし耳に力が入り、尾も少し高くしている。勝気な性格の馬ではないか。
■Blaze15(父メイショウボーラー・母イソノキセキ)
左目に少し白眼が見える。馬は通常見える部分は完全に黒目で白眼は気性が荒いという説もあるが自分はそうでもないと思っている。(他にも何か言ってたと思うんですがメモ間に合いませんでした)
■Blaze16(父ブラックタイド・母レオパステル)
立ち姿に少し力がない。遅生まれで成長が遅れぎみだが、夏を越したら綺麗になってくると思う。
■Blaze17(父ディスクリートキャット・母トゥニーポート)
おでこが少し出ている。(おでこちゃんと言うらしい)
また、鼻梁も少し出ている。(シープヘッドと言うらしい)
こういう顔の馬は多くはないがちょくちょくいる。競争に影響はない。
体は各部位がうまくリンクしていると思う。
写真では右前のかんこつに突起があるがこれはケガなので問題ない。
■Blaze18(父トビーズコーナー・母マイドリーマー)
特徴はキ甲で非常に長い。背中の3分の1まで伸びている。キ甲はジョッキーの体重が乗る部分場所。
鼻の穴はもう少し大きくてもいいかなと思う。馬は鼻呼吸だから。(これから鼻の筋肉が発達すれば変わる)
■Blaze19(父リオンディーズ・母モントボーゲン)
(カタログの写真は)現時点では全体的に細く映っている。
立ち方が力んでいて耳にも力が入っているので気性は前向きではないか?
以上が追加募集馬の解説です。
毎年、最後にゲストが良かったと思う馬を二頭選ぶのですが、今年はBlaze14(母ゼフィランサス)とBlaze5(母ジュリエットソング)でした。
■Blaze5(母ジュリエットソング)
遅生まれでも立派。筋肉がある。バランスもいい。
両前の爪の角度は少しアンバランスなところもある気がするが、左右が全く同じという馬はいない。
この馬の球節はゆとりがあって(繋ぎも)理想的な角度。
その為爪のアンバランスさはカバーできる。
だそうです。
----------------------おまけ----------------------
↓は講演会で鈴木さんが言っていた豆知識です。
・馬の選び方は十人十色。今日話す事が全てではない
・海外では馬体に欠点があった時、それをカバーできる所があるかで評価する。
・当歳馬は膝と飛節を普段見ている。この2カ所はあまり成長しないので参考になる。
また、きちんと飼い葉を食べて成長出来るか見る為に、あごっぱりも見ている。
・イギリスでは馬をお客さんや馬主さんに見せる際、飛節に力のある馬はコンクリート・ない馬は芝を歩かせて見せる。
・素人が馬の各部位全部を見るのは難しい。
まずは鼻から尾までの流れを見て印象に残った馬がいたら各部位を見るといい。
ここで印象に残らなかった馬は馬体にどこかぎこちないところがある。
……そして、ここからは私が牧場の方に聞いた、馬の話になります。
今年は酒井牧場さんと村田牧場さんからお話が聞けました。
まず、酒井牧場さんから。
出資馬ストロングラインが今月中旬に帰厩予定という事で、ストロングラインの様子について聞いてみました。
1年近く休養しているので、どこか体に弱い所があるのかと思っていたのですが、強いとは言えませんが心配するような弱さは無く、調教師さんが大事をとって休ませていたようです。
期待は相変わらず高いようで、なんと次走はデムーロ(!)を予定しているそうです。
村田牧場さんからはBlaze14(以下、ゼフィランサス18)についてと、ローレルのアメージングサンについて聞いてみました。
ゼフィランサス18の兄はローレルで募集された私の出資馬ダンケシェーンになります。
ダンケシェーンは能力のある馬なんですが最近は気性のせいで苦戦が続いており、ゼフィランサス18も似たような性格なのか聞いてみた所、(気は強いですが)兄とはタイプの違う馬で心配はないそうです。
アメージングサンは次走が京王杯2歳Sか福島2歳Sの予定になっていますが、牧場さん的には京王杯のほうが時期的に合うのではと思っているそうです。
でも将来は完全なスプリンターになると予想しているみたいです。
ちなみに、私がこのイベントで今年出資した馬はゼフィランサス18になります。
講演会で一押しだったから……というのもありますが、一番の理由はこのブログの主役であるローレルキングダムの親戚だったからです。(ローレルキングダムとは私の一口初出資馬で、引退後に引き取った現愛馬です。現在は一族の活躍を見守りつつ鹿児島でのんびり隠居生活を送っています)
村田牧場産の歴代出資馬(ターフでもローレルでも)はほとんどがキングダムの親戚で、ターフに入ったのも妹のスルターナが募集されていたからでした。
この一族の特徴は、良い馬がよく生まれてくるところです。
全部の馬が走ったわけではないですが、いつかローレルゲレイロに続く馬が出てくるはず、と私はずっと追い続けています。
ということで、来年の今頃ゼフィランサス18で盛り上がっていることを夢見て、今日のレポートを終えたいと思います。
それではまた来年!
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